FP1級学科試験の対策:①ライフプランニング&リスク管理

FP1級学科試験の対策を進めているけれど、「何が重要で覚えるべきか分からない…」、反対に「どの部分は捨ててよいのだろう」と悩む方も多いでしょう。私も当初は悩みながら学習していましたが、勉強を進めていくと重要なところと、そこまで力を入れなくても良いところが分かるようになりました。

見分けを付けるためには過去問を何度も解き、頻出問題とたまに出題される問題、ほとんど問われない箇所を見極めることが大切です。ここでは、手っ取り早く重要箇所を知りたい方向けに、頻出問題とたまに出題される問題に焦点を当ててポイントをまとめました。効率を優先するため、あまりにも細かい箇所は捨てることも大切です。

私が使用していた下記テキストをもとに紹介しますが、どの本も掲載内容は大きく変わらないかと思います。


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私が受験した2024年5月試験時点でのポイントを挙げるので、傾向は若干変わっている可能性があります。ぜひ、自身でも傾向を見極め、参考程度に読んでみてください。

今回は6単元の中のうち、「ライフプランニングと資金計画・リスク管理」の重要ポイントを紹介します。

フィナンシャルプランニングの基礎知識

・ファイナンシャルプランニングと関連法規→各資格の特徴を覚える、土地家屋調査士は頻出

・可処分所得→学科試験でそれなりに出題

・6つの係数→2級からパワーアップし割り算(逆数)も使用、数種類の係数を使って計算する

ライフプランニングと三大資金計画

・公的教育ローンと奨学金→学科試験でたまに問われる

・財形住宅貯蓄制度→学科試験でたまに問われる

・住宅ローンの返済方法→元利均等返済と元金均等返済の違いは押さえておく。親子リレーも頻出

・住宅ローンの種類→フラット35の種類はあまりにも多いので、軽く頭に入れておくだけで対応できる。リバース60と繰り上げ返済は押さえておく。

独立企業と資金計画

財務状況の把握→貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の違いは大切。キャッシュフロー計算書の営業・投資・財務活動のキャッシュフローやフリーキャッシュフローの違いは学科試験でよく問われる。

資金調達の種類・特徴→開業資金の確保やセーフティネット、マル保融資などは学科試験でたまに問われるが、細かいので読んでおくだけで良い

リスクマネジメント

リスクコントロール→しっかり理解すれば簡単なので点の取りどころ

リスクファイナンシング→リスクコントロールとの違いを押さえておく

保険制度

クーリングオフ制度→学科試験でたまに問われる

ソルベンシーマージン比率→式は覚えておくと良い、早期是正措置の内容(実質資産負債差額など用語の定義も)も理解しておく

エンベディッド・バリュー→頻出なのでしっかり理解する

損害保険契約者保護機構→補償対象契約と補償割合は頻出。契約者が個人・小規模法人・マンション管理組合のみ対象の保険種類に関しては、筆者は「バカヤロウ火災だぞ」で覚えました。(下記図参照)

損害保険契約者保護機構の表

少額短期保険→保険会社との違いや保険金の上限は覚えておくと良い

各種共済→JAや県民共済、コープ共済の違いはややこしいが覚えておく。どれに終身型があり、自動車共済は無いなど、表でまとめると覚えやすい。

各種共済の表

生命保険

保険料の仕組み→予定死亡率・利率・事業比率の違いは復習しておく。2級で出ているので復習程度でOK

自動振替貸付・契約者貸付→それぞれの特徴は学科試験でたまに問われる

払済保険・延長保険→2級で出ているので復習程度でOK

個人年金保険→保証期間の概念をしっかり押さえておく

市場価格調整→金利の変動と返戻金の関係を理解する

損害保険

火災と法律→隣家・家主へ賠償責任を負う場合を理解する

火災保険→保険期間のルールと、どの構造が保険料率は高くなるかを押さえておく。また、補償になるものとならないもの、実損てんぽと比例てんぽもよく問われる

地震保険→2級で学習した内容は復習する。保険金の支払限度や保険期間、割引制度は重要

損害と保険金→全損や大半損など2級の内容は復習する。建物と家財で定義が異なるので注意。どちらかというと、建物がよく問われるイメージ

自動車保険→自賠責保険はよく学習しておく。その他、人身傷害補償と搭乗者傷害の違い、フリート契約についても押さえておく

傷害保険→2級の知識でOK、支払い対象などを復習しておく。国内旅行と海外旅行傷害の違いはやはり問われる。

賠償責任保険→それぞれの補償内容の違いは理解する。施設所有者・請負業者・PL保険の違いは重要。

その他の損害保険→労働災害総合保険は問われがち。法定外補償と使用者賠償責任の定義はポイント。

生命保険の税務【重要】

鉛筆に乗るうさぎ

全体的に重要ポイントが多いため、まんべんなく学習するのがおすすめです。

生命保険料控除→旧制度と新制度(何年から新制度かも含めて)の違いを覚える。旧制度の場合何を更新したら新制度扱いとなるのか、旧制度・新制度の両契約がある場合の控除額も重要。個人年金保険料控除適用の要件もしっかり押さえておく。

保険金等と税金→どんな契約がどの税金に該当するかは整理しておく。金融類似商品として取り扱われる契約は全て暗記する。年金一括受取時の課税関係や支払調書が提出される場合なども抑える

保険料の経理処理→全体的に問われがちだが、中でもよく聞かれるのがハーフタックスプラン・長期平準定期保険(何年までの契約かも覚える)・逓増定期保険・2019/7/8以降の定期保険。ただし全体的に学習した方が理解が深まる。第一の壁になるほど難しい分野なので、ノートに表を作ってまとめたほうが良い。

払い済み保険に変更時の経理処理→差額を益金にするか損金にするか理解しておく

損害保険の税務

地震保険料控除→2級の知識程度は復習しておく

個人事業主と税金→全体的に聞かれがちだが、何を収入とするか経費とするかは理解する

保険金等の経理処理→圧縮限度額の計算問題が出るので公式を覚え、計算の練習をしておく

勉強方法

Posted by mei